以前、記事に書いたBさんは定年後、バンコクに暮らしたいそうです。
Bさんを知る人間としては、とても意外です。
Bさんは、ビールさえあれば幸せという、ごくごく普通の人です。
どちらかと言えば、そういった冒険には興味のない人だと思っていたのですが、
改めて考えてみると、Bさんの気質はタイに合っているような気がしないでもありません。
かと言って、夜遊びをする人でもありません。純粋にバンコクの雰囲気が好きなようです。
最近では、海外移住や長期滞在を勧める書籍も多数出版されています。
Bさんからその話しを聞いたあと、そういった本を1冊プレゼントしました。
読んでみると、平均的日本人なら移住もそう難しくはないように思えます。
この先、タイの物価や情勢がどうなるかはわかりませんが、
現時点では日本人が移住や長期滞在するには割と適しているようです。
実は私達も、Bさんがこの話しをする前から、長期滞在の話しを何度かしていた事があります。
仮に長期滞在するなら、私はハワイ・バンコク・台湾、
Rさんはチェンマイ・プーケットが良いとの意見でした。
プーケットも良いですが、出来ればバカンスで訪れたい所なので、
住んでしまうのはあまり気が進みません。
京都にしばらく住んでいた時に思いましたが、
こと観光地に於いては、住めば都という言葉は当てはまらないように思えます。
私が思うバンコク・台湾の魅力は色々ありますが、
台湾は、最近、近代化が進みすぎて日本とほとんど変わらないどころか、それ以上かと思うほどです。
現に世界一の高さを誇るビルは台北にあります。
そして料理の美味しさは相変わらずで、
屋台料理から高級レストランまで、なんでも美味しく安価に食べる事が出来ます。
20年以上前に初めて訪れた台湾という国は、ちょっと前のタイに似ていたと思います。
その後、訪れるたびに近代化していく台湾を見て、身勝手ながら少し寂しく思ったものでした。
それでも、治安・食事・衛生・医療等では、アジアの中で随分と優位ではないでしょうか。
日本人に対して好感を抱いている人や、日本語を話す人が多いのも、移住先としては最適だと思います。
ただ生活物価は安いですが、地価の高騰により、家賃が高いのがネックかもしれません。
なので住むなら、台中や台南方面が良いですね。
一方、タイの場合、高望みをしなければ家賃もそこそこですし、
平均的な年金でも十分に暮らしていけそうです。
ただ、タイの将来性は不安要素が多いです。
「もう日本から学ぶ事は何もない」、と言い放った現首相の独裁者的な感じも気になりますし、
軍がクーデターを起こしたのも、それほど昔のことではありません。
なので、ビザ関係の法律もいつ突然変わるか心配です。
また台湾は国として豊かになっていったのに対し、
タイに於いては、今でも貧富の差、首都と地方の格差がとても大きいと思います。
豊かな人たちが、より豊かになっただけで、国全体が豊かになったようには見えないのです。
以前にも書きましたが、タイのように首相関係者がその国の長者番付を独占している国なんて
そうはないように思います。
こういった状態ですと、どうしても社会不安やトラブルの要因になりかねません。
これも20年以上前になりますが、
当時タイの観光地やホテルではバスが着くと、お土産売りの人たちが色々な物を持って、
「1000円、1000円!!」とバスに群がってきました。
水牛の角で作った帆船、ビニール製の蝶々のおもちゃ類、等々
泣きそうな顔で、お願いをしながら売り込みをしてくるのです。
その迫力に押され、要りもしないおもちゃを2,3個購入してしまいました。。。。。
知人から聞いたのですが、今でも同じ事をしているそうです。(今でも1000円だそうです)
庶民はちっとも豊かになっていないか、その商売がよほど儲かるのでしょう。。。。。
東南アジアに訪れる日本人は、自分達は豊かであり、裕福だと思っています。
確かにそうかもしれませんが、
裕福度に於いて、台湾華僑やタイ華僑の富裕層に比べれば、
一般的な日本人観光客など彼らの足元にも及びません。
もちろん日本でお金持ちと呼ばれる人たちを持ってしても、太刀打ちできません。
それは日本と東南アジア各国の税法上の違いなので仕方ないのですが。。。
その一方で、タイでは今でも、人身売買等をせざるを得ないような貧困さ(?)もあるのです。
不謹慎かもしれませんが、
タイランドの魅力とは、そういった2つの要素が、混沌としているところにあるように思えます。
長期滞在したいと思ったときに、今と同じ活気があるようなら、ぜひとも暮らしてみたいです。
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